このページでは、徳島の方言、いわゆる「阿波弁」の使い方と、標準語に置き換えた時の意味などをまとめています!
左側が徳島弁で、右側がおおよその意味です^^
基本的に「~じょ」「~え」「~な」「~けん」って、語尾に付くものが多いです。
私も大阪に住んで32年になるんで、結構忘れてるのもありますが、思い出したら書き足していきますm(__)m
※2017年2月に徳島県(市内)に帰ってきました(笑)
※現在、徳島市内に在住の51歳
それと・・・
私は徳島市内育ちですが、地域がずれると、やや違ってくる言葉があるかもしれませんm(__)m
さらに・・・
中には、関西圏(近畿圏)で使用されている言葉に似たものが、そのまま徳島弁として使用されているものもあります。
下記でご紹介している徳島弁ですが、「使用例」の中で中途半端に「、」を入れていますが、それは「徳島弁(方言)」を単語として判りやすくしているだけで、通常の会話では繋げて使用します^^
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徳島県の方言(方便)と、その使用例!
あ行
・あーじゃこーじゃいわれん=文句ばっかり言うな
使用例=「もぉ~、あ~じゃこーじゃいわれん」
標準語としての意味=「もぉ~、文句ばっかり言わないで」
・あかんょ(あかんのじょ)orあかんけんな=ダメってこと
使用例=「そんなんしたら、あかんじょ(あかんけんな)」「もうしたら、あかんのじょ」
標準語としての意味=「そんなことしたらダメよ」「もう、そんなことしたらダメよ」
・あげる=吐く
使用例=「あ~ぁ、さっき食べたもん全部、あげてもたぁ~」
標準語としての意味=「あ~ぁ、さっき食べたもの、全部吐いちゃったね」
・あしこ=あそこ
使用例=「あしこ、行ってご飯食べんで」
標準語としての意味=「あそこに行ってご飯食べようか」
・あそこらへん=あの辺(あたり)
使用例=「この財布、あそこらへんで、ひろたんよ」
標準語としての意味=「この財布、あの辺りで、拾ったよ」
・あっこ=あそこ
使用例=「あっこ、行ったことあるん?」
使用例2=「あっこ、行こだ」
標準語としての意味=「あそこ、行ったことあるの?」
標準語としての意味2=「あそこに、行こうよ」
・あっちむきこっちむきしぇられん=ちょっと落ち着きなさい
使用例=「もう~、きゃっきゃがくるけん、あっちむきこっちむきしぇられん」
標準語としての意味=「もう~、イライラするから、ちょっと落ち着きなさい」
・あばさかる=はしゃぐ・くだらないことばかりする
使用例=「ほんなに、あばさかっとたら、怪我するじょ」
標準語としての意味=「そんなに、はしゃいでたら、怪我するわよ」
・あぶらご=半人前・年下・手加減(ハンデ)
意味=「子供がかくれんぼや鬼ごっこなどで遊ぶとき、年下の者や弟、妹などがいた場合、何がしかのハンデ、猶予などを与えてあげること」
使用例=「あいつ、あぶらごやけん、かるーしたってよ」
標準語としての意味=「あいつ、まだ小さいから、手加減してやってね」
・あらくたい=荒っぽい・粗雑
使用例=「いつもあんた、あらくたいなぁ~」
使用例2=「そんな、あらくらいことしよったら、こわすじょ」
標準語としての意味=「いつもあなた、荒っぽいわね」
標準語としての意味2=「そんな、荒っぽい扱いしてると、壊れるよ」
・あるでよ=あるよ
使用例=「ここに、あるでよ」
標準語としての意味=「ここにあるよ」
・あんそ(あんそか?)=あげよ(る)(あげようか?)
使用例=「お年玉、あんそ」
標準語としての意味=「お年玉、あげよ」
使用例2=「これ、あんそか?」
標準語としての意味=「これ、あげようか?」
・あんじょうしないよ(あんじょうしよんえ?)=うまくやりなよ(うまくやってるの?)元気にやりなよ(元気にやってるの?)
使用例=「もう、いつまでもあほなことばっかりせんと、あんじょうしないよ」
標準語としての意味=「もう、いつまでもバカなことしてないで、うまくやりなさいよ」
使用例2=「じぶんとこのお母ちゃん長いことみんけど、あんじょうしよん(え)?」
標準語としての意味=「あなたの家のお母さん長く見かけないけど、元気にしてるの?」
・言いたくる=(うるさく言う・言い過ぎる・まくしたてる・がなる)
使用例=「ほんなに、言いたくんなよ」
標準語としての意味=「そんなに、まくしたてないでやってよ」
・いがむ=まがる
使用例=「もうな、80(歳)にもなったら、腰がいがむんはしゃーないでぇ」
標準語としての意味=「もうね、80(歳)にもなれば、腰が曲がるのはしょうがないでしょ」
・いかれた=やられた(負けた)
使用例=「昨日競馬で、こてんぱんに、いかれたわよ」
標準語としての意味=「昨日競馬で、こてんぱんにやられたよ(負けたよ)」
・いがる=叫ぶ
使用例=「そんなに、いがられんじょ」「なに、いがっとんえ」
標準語としての意味=「そんなに、叫んだらだめよ」「なに、叫んでるの?」
・行きしな(行きしに)=行く時・行く前に
使用例=「お土産、行きしなに(行きしに)、買(こ)うといてよ」
標準語としての意味=「お土産、行く時(行く前)に買っておいてね」
・いきとうない=行きたくない
使用例=「もう、せこいけん、いきとうない」
標準語としての意味=「もう、疲れたから、行きたくないよ」
※せこい=身体の具合が悪い・身体が疲れているという意味で、関西弁で言うところの「しんどい」に当たります
・いけるん?(いけるんで?・いけるで?いけよか?)=大丈夫?
使用例=「今日、しんどそうやけど、いけるん(で)?」
標準語としての意味=「今日、調子悪そうだけど、大丈夫?」
・いごいご=そわそわする(落ち着きがない状態)
使用例=「もう~、いごいご、せられん(しぇられん)、じっとしときない」
標準語としての意味=「もう~、そわそわしないで落ち着きなさい」
・いごく(いごかす)=うごく(うごかす)
使用例1=「そこ、いごかれんじょ」
標準語としての意味1=「そこ、動いたらだめよ」
使用例2=「あそこに置いといた掃除機、どこに、いごかしたんえ?」
標準語としての意味2=「あそこに置いておいた掃除機、どこに動かしたの?」
・いっこも=全然(ひとつも)
使用例=「わいは、いっこもいらんけん」
標準語としての意味=「僕は、一つも(全然)いらないからね」
・いっきょん?orいっとん?=行くの?行ってるの?
使用例=「どこ、いっきょんえ?」「今、どこ、いっとんえ?」
標準語としての意味=「どこに、行くの?」「今、どこ、行ってるの(居るの)?」
・いっしょくた=一緒にする(混ぜる)
使用例=なんでもかんでも、いっしょくたにしぇられんじょ
標準語としての意味=いろんなものを、一緒にしたらだめよ(混ぜたらだめよ)
・いったんおこか=いったんやめようか(少し休もうか)
使用例=「疲れたけん、いったんおこか」
標準語としての意味=「疲れたから、一旦やめようか(少し休もうか)」
・いっちょも=全然
使用例=「そんなん、いっちょも、知らんじょ」
使用例2=「そんなん、いっちょも、いよらなんだでぇ」
標準語としての意味=「そんなこと、全然、知らないよ」
標準語としての意味2=「そんなこと、全然、言ってなかったでしょ」
・いてきいよ=行ってきなさい
使用例=「病院、いてきいよ」
標準語としての意味=「病院、行ってきなさいよ」
・いぬ・いね=帰る・帰れ
使用例=「もう、いぬわ」「もうお前、いね(いねよ)」
使用例2=「今日はもう疲れたけん、いのう」
標準語としての意味=「もう、帰るわ」「もうお前、帰れ(帰りなさいよ)」
標準語としての意味2=「今日はもう疲れたから、帰ろう」
・いやっ=あ~っ
使用例=「いやっ、びっくりしたぁ~~」
標準語としての意味=「あ~、びっくりした」
・いよる・いよった・いよらなんだ=言う・言ってた・言ってなかった
使用例=「お前、そんなこと、よう、いよるわ」
使用例2=「お前、よう、そんなこと、いよったな」
使用例3=「あんた、前はそんなこと、いよらなんだでぇ」
標準語としての意味=「お前、よく、そんなこと、言うわ」
標準語としての意味2=「お前、よく、そんなこと、言ったね」
標準語としての意味3=「あなた、前はそんなこと、言ってなかったでしょ」
・いらう(い)=触る
使用例=「あんまり、いらいまわったら壊れるじょ」
標準語としての意味=「あまり、触り過ぎると、壊れてしまうよ」
・いらんことしぃ=余計なことをする人
使用例=「あんたホンマに、いらんことしぃやなぁ~」
標準語としての意味=「あなたほんとに、余計なことばかりする人だねぇ~」
・いろたらあかん=触ったらダメ
使用例=「これ、いろたらあかんじょ」
標準語としての意味=「これ、触ったらダメよ」
・いろていろて=触って触って
使用例=「こわれるけん、いろていろてしぇられん」
標準語としての意味=「壊れるから、触りすぎないようにしてね」
・いろべる=からかう・邪険にする
使用例=「あの子すぐ怒るけん、あんまり いろべんときよ(いろべられんじょ)」
標準語としての意味=「あの子すぐ怒るから、あまり、からかっちゃダメよ」
・いんでまう(いんでもぅた)=死ぬ・壊れる
使用例=「あの親戚のおっちゃん、去年、いんでもぅたわ」
使用例2=「こないだ買ったテレビ、もう、いんでもぅたわ」
使用例3=「今日はむっちゃ疲れたぁ~、もう、いんでまうわ」
標準語としての意味=「あの親戚のおじさん、去年死んでしまったのよ」
標準語としての意味2=「こないだ買ったテレビ、もう壊れちゃったのよ」
標準語としての意味3=「今日は凄く疲れた~、もう、死んじゃうよ」
・いわんこっちゃない=言わないことではない(言ってるそばから~)
使用例=「ほれみてみーだ、いわんこっちゃないでぇ」
標準語としての意味=「ほらみなさい、言わないことではないでしょっ」
・いわしあげたろか=痛めつけてやろうか(いてもうたろか(関西弁))
使用例=「いつもいつも腹立つやっちゃな、いわしあげたろか」
標準語としての意味=「いつもいつもムカつくやつだな、痛めつけてやろうか」
・うちんく=じぶん家(ち)・私の家
使用例=「うちんくで、あそぼうだ」
標準語としての意味=「私の家で、遊ぼうよ」
・えーかっこしぃ=格好つけ(他人に良い顔する人)
使用例=「あいついつも、えーかっこしぃやなぁ」
標準語としての意味=「あいついつも、格好つけだね」
・ええけんな=もういいからor良い
使用例=「もう泣かんで、ええけんな」「最近は景気がええけんな」「ええけん、取っときな」
標準語としての意味=「もう泣かなくてもいいよ」「最近は景気がいいからね」「いいから、取っときなさい」
・えっとぶり=久しぶり
使用例=「お~、えっとぶりやなぁ~、元気にしとったん」
標準語としての意味=「お~、久しぶりやね、元気にしてた?」
・えらい=凄い
使用例=「今日は、えらい、雪やなぁ」
標準語としての意味=「今日は、凄い、雪だね」
・えらい(しんどい)=調子が悪い・疲れてる・だるい
※「えらい」にはこのような使い方もあります、使用されるのはお歳を召した方が多いかも
※基本的に「えらい」も「しんどい」も両方使います
使用例=「昨日からカラダが、えらいんよ(しんどいんよ)」
標準語としての意味=「昨日からカラダの、調子が悪いのよ」
・おいでるんえ(おいでますか?)=居ますか(いらっしゃいますか?)
・おいでるんえ=来るの?
※発音は同じでも意味が違います
使用例=「あした、おいでるんえ?」
標準語としての意味=「あした、(家に)いらっしゃいますか?」
使用例=「来週の参観日、おいでるんえ?」
標準語としての意味=「来週の参観日、来られるの?」
・おおあさはん=大麻比古神社
使用例=「この正月、初詣はどこいってきたんえ?」
「おおあさはん、いってきたんよ」
標準語としての意味=「この正月、初詣はどこに行ってきたの?」
「大麻比古神社、行ってきたよ」
大麻比古神社とは・・・「交通安全」の神様として知られる神社で、鳴門市(大麻)に設けられている。
「四国霊場(四国八十八ヶ所)巡り」を、第一番札所「霊山寺」から「順打ち」で始める際、距離が近いということもあり、道中の安全祈願のため立ち寄る人も多い。
・おおけな(おおけぇな~・おおけなった)=大きな
使用例=「おおけな、スイカやなぁ~」
使用例2=「おまはん、おおけぇなったなぁ~」
標準語としての意味=「大きな、スイカだね~」
標準語としての意味2=「あなた、大きくなった(成長した)わねぇ~」
※「おおけなった」は「成長した(身長が伸びた)」というニュアンスで使うこともあります
・おかこまり=正座(椅子以外に座ること)
使用例=「かしこいけん、ほこに、おかこまりしとって」
標準語としての意味=「いい子だから、そこに、正座(座っててね)しててね」
※基本的に、小さい子に対して座るように促す言葉です
・~おきたん(おきる・おきた)=いっぱい(満腹)
使用例=「もう、お腹(腹)、おきたん?」
使用例2=「もう、腹、おきた、もう食べれんわよ」
標準語としての意味=「もう、お腹、いっぱいになったの?」
標準語としての意味=「もう、腹、いっぱいです、もう食べれません」
※お腹が満腹、腹いっぱい?って時に使います
・おげ(おげった)=うそ・うそっぱち
使用例=「おげ、言うな」
使用例2=「お前、いつも、おげった、ばっかりじゃ」
標準語としての意味=「嘘、言わないでよ」
標準語としての意味2=「お前、いつも、嘘ばっかりだね(嘘つきだね)」
・おじみそ・おじくそ=怖がり・意気地なし
使用例=「あいつ、おじみそなやっちゃな(おじくそやな~)」
標準語としての意味=「あいつ、怖がりだね(意気地なしだね)」
・おちくれる=落ちる(落ちてしまう)
使用例=「ほんな端っこあるっきょたら、おちくれるじょ」
標準語としての意味=「そんな端っこ歩いてたら、落ちてしまうよ」
・おっきょん?=起きるの?
使用例=「もう、おっきょんえ?」
標準語としての意味=「もう、起きるの?」
・おっしゃ=わかった(了解)
使用例=「おっしゃ、おばちゃんにまかしときない」
標準語としての意味=「わかった、おばちゃんに任せなさい」
・おっせる=教える
使用例=「今日は仕事休みやけん、勉強でも、おっせたろか?」
標準語としての意味=「今日は仕事休みだから、勉強でも、教えてあげようか?」
・おっとる・おっとう・おっとった=落ちてる・落ちてた
使用例=「こんなとこに、おっとるぅ~(おっとう~・おっとうわ)」
使用例2=「お金が机の下に、おっとったわよ」
標準語としての意味=「こんなところに、落ちてるよ」
標準語としての意味2=「お金が机の下に、落ちてたよ」
・おどれんく=お前ん家(ち)
使用例=「おどれんく、燃やしたろか」
標準語としての意味=「お前の家、燃やしてしまうぞ」
※喧嘩の際使います
・おとろしぃ=怖い、恐ろしい
使用例=「あ~この映画、おとろしかった」
標準語としての意味=「あ~、この映画怖かった」
・おひ~さん(おひさん)=天気が良い(太陽・お日様)
使用例=「今日も良い、おひ~さん(おひさん)、てっとるぅ」
標準語としての意味=「今日もいい天気だね~」
・おびけた(おびける)=びっくりした・びっくりする
使用例=「あ~、おびけた」「もぅ~、おびけたでぇ(おびかさんといてよ)」
標準語としての意味=「あ~、びっくりした」「もぅ~、びっくりしたでしょ(びっくりさせないでよ)」
・おまはん=あなた
使用例=「おまはん、なんしょんな」
標準語としての意味=「あなた、なにしてるの」
・おもっしょい=面白い
使用例=「あんた、おもっしょいなぁ」「これ、おもっしょいぞ」
標準語としての意味=「あなた、面白いねぇ」「これ、面白いよ」
・おわえご=鬼ごっこ
使用例=「なんもすることないんやったら、友達と、おわえごでもして遊んどきない」
標準語としての意味=「何もすることがないんだったら、友達と、鬼ごっこでもして遊んでなさい」
か行
・〜かぁ=〜ちょうだい・下さい
使用例=「この袋、かぁ」「ちょっと、これ、かぁ」
標準語としての意味=「この袋、頂戴(下さい)」「ちょっと、これ、頂戴(下さい)」
・かいて・かいてかぁ=一緒に持って(一緒に運んで)
使用例=「ちょっとこれ、かいてだ」「ちょっとこの机、かいてかぁ」
標準語としての意味=「ちょっとこれ、一緒に持ってよ(一緒に運んでよ)」「この机、一緒に持ってくださいよ(一緒に運んでくださいよ)」
・がいに=強く
・がいにしられんじょ=強くしたらダメよ
使用例=「そんなに、がいにしられんじょ」
標準語としての意味=「そんなに、強くしたらダメよ」
・かいまわる=回って(Uターン)
使用例=「あの道の先で、かいまわってきいよ」
標準語としての意味=「あの道の先で、(ぐるっと)回ってきなさいよ」
・かいらしい=可愛らしい
使用例=「いや、この子、かいらしい~」
標準語としての意味=「あら、この子、可愛らしい~」
・かえる・かえっとう=コケてる・倒れてる
使用例=「今日は風が強いけん、自転車がようけ、かえっとるぅ~」
風が強い日、スーパーの駐輪場などで、よく見られる光景ですね。
標準語としての意味=「今日は風が強いから、自転車が沢山、コケてる(倒れてる)」
・かっといてよ=借りといてね
使用例=「こないだいよった本、忘れんうちに、かっといてよ」
標準語としての意味=「こないだ言ってた本、忘れないうちに、借りといてね」
・~かだ=できない(否定語)
使用例=「こんなにようけ、食べれる、かだ」
使用例2=「こんなん(ほんなん)、できる、かだ」
標準語としての意味=「こんなにたくさん、食べれるわけ無いだろう」
標準語としての意味2=「こんなの(そんなこと)、できないよ」
・かねでできとる=金属でできてる
使用例=「おまはんとこの漬物石重たいなぁ~、かねでできとんちゃうん?」
標準語としての意味=「あなたのとこの漬物石重たいねぇ~、金属で出来てるんじゃないの?」
・カビがねる=カビが生える
使用例=「長いこと布団敷きっぱなしにしとったら、布団の下にいっぱいカビがねとったわよ」
標準語としての意味=「長いこと布団を敷きっぱなしにしていたら、布団の下にいっぱいカビが生えてたよ」
・かもたってよ=かまってあげてね(遊んであげてね)
使用例=「あの子人見知りやけん、ちょっと、かもたってよ」
標準語としての意味=「あの子人見知りだから、ちょっと遊んだげてね」
・かやす=ひっくりかえす・倒す
使用例=「もう~、そんな食べ方しよったら、お茶碗、かやすでよ」
標準語としての意味=「もう~、そんな食べ方してたら、お茶碗、ひっくりかえすわよ」
※子供の頃、お茶碗に手を添えずにごはんを食べてたり、コップに手を添えずにカルピスなどを飲んでたりすると、よく母に言われたものです(笑)
・かる・かっとく=借る・借りておく
使用例1=「雨が降ってきたけど、今日、傘持ってきてないけん、誰かに、かる、わよ」
使用例2=「今日、財布持ってくるん忘れたけん、友達にお金、かっとく、わよ」
標準語としての意味1=「雨が降ってきたけど、今日、傘持ってきてないから、誰かに、借りるよ」
標準語としての意味=「今日、財布持ってくるの忘れたから、友達にお金、借りておくよ」
・かんぶくろ=紙袋
使用例=「これあげるけん、かんぶくろにいれてもってかえりない」
標準語としての意味=「これあげるから、紙袋に入れて持って帰りなさい」
・かんまん=いいから
使用例=「このお金、かんまんけん、取っといて」
標準語としての意味=「このお金、いいから、取っといて」
・きー(きーだ)=来なさい
使用例=「はよ、こっち、きー(きーだ)」
標準語としての意味=「早く、こっちに、来なさい(来いよ)」
・ききとうない=聞きたくない
使用例=「もう~、うるさいなぁ、あんたの話や、もう、ききとうないわよ」
標準語としての意味=「もう~、うるさいな、あなたの話は、もう、聞きたくないの(よ)」
・キツネずし=いなり寿司
・きにょー=昨日
使用例=「きにょー、なんしよったん?」
標準語としての意味=「昨日は何してたの?」
・きやすい=気が楽(気を使わなくても良い)
使用例=「あの人、さっぱりしとるけん、きやすいわよ」
標準語としての意味=「あの人、さっぱりした性格だから、気が楽だよ(わ)」
・きゃっきゃがくる=イライラする
使用例=「もう、ええかげんにして、きゃっきゃがくるわよ」
標準語としての意味=「もう、大概にして、イライラする」
・旧の橋=「吉野川橋」のこと
※ちなみに、新橋=「吉野川大橋」のことです
・きょろった(きょろったな)=トロくさい
使用例=「最近、年取って、きょろったな、ことばっかりしよるぅ~」
標準語としての意味=「最近年取って、トロ臭いことばっかりしてるわ~」
・ぎょー(ぎょう)=ゲロ(嘔吐物)
使用例=「いやっ、あの子、ぎょー(ぎょう)、吐いたわよ」
標準語としての意味=「あ~っ、あの子、嘔吐、したよ(ゲロ吐いちゃったよ)」
・くっつぉぐ=くつろぐ(楽にする)
使用例=「今日は疲れただろ?あとは、くっつぉいどいてよ」
標準語としての意味=「今日は疲れたでしょ?あとは、くつろいでてね」
・くらっしゃげる=殴る(叩く)※どつく(関西弁)
使用例=「お前いつまでもごじゃごじゃいよったら、くらっしゃげるぞ」
標準語としての意味=「お前いつまでも文句ばっかり言ってると、殴るぞ(どつくぞ)」
・くる=めくる
使用例=「カレンダー、くっといてよ」
標準語としての意味=「カレンダー、めくっておいてね」
・けえへん=来ない
使用例=「あいつなかなか、けえへんなぁ~」
標準語としての意味=「あいつなかなか、来ないねぇ~」
・げっちょうび(げっちょう)=月曜日
使用例=「今日何曜日?」→「げっちょうび」(げっちょう)
標準語としての意味=「今日は何曜日?」→「月曜日」
・けつまずく=つまずく
使用例=「もう暗いけん、下みよらな、けつまずくじょ」
標準語としての意味=「もう暗いから、下見て歩かないと、つまずくよ」
・げと=最下位(びり)
スポーツ(徒競走など)で最下位になったときなどに使います。
使用例=「あ~ぁ、げとでぇ」
標準語としての意味=「あ~ぁ、最下位じゃん」
・けんとくそわるい(けたくそわるい)=ムカつく(腹立つ)・不愉快・胸糞悪い
使用例=「あいつ、いつも、けんとくそわるいやっちゃな」
標準語としての意味=「あいつ、いつも、ムカつくやつだよね」
・こうといて=買っておいて
使用例=「いつもの、買(こ)うといてよ」
標準語としての意味=「いつもの、買っておいてね」
・ごじゃ=ウソ・でたらめ
使用例=「ごじゃ、ばっかり、いわれんじょ」
標準語としての意味=「ウソばっかり、言ったらダメよ」
・ごじゃごじゃ言うな=文句を言うな
使用例=「もう、うるさいけん、ごじゃごじゃ言うな」
標準語としての意味=「もう、うるさいから、文句ばっかり言わないで」
・ごじゃんぽ言うな=ウソ言うな
使用例=「お前、ごじゃんぽ言うな」
標準語としての意味=「お前、ウソ言うな」
・ごぞごぞ=そわそわする(落ち着きがない様子)
使用例=「もう~、ごぞごぞしぇられん(せられん)、落ち着きない」
※「ごぞごぞしぇられん」、だけでも意味は伝わりますが、上記のように念押し?する時もあります(笑)
使用例2=「もう~、さっきから、なに、ごぞごぞしとん?(しよん?)」
標準語としての意味=「もう~、そわそわしないで落ち着きなさい」
標準語としての意味2=「もう~、さっきから、なに、そわそわしてるの?」
・こそばかす=くすぐる
使用例=「もう~、しんどなるけん、こそばかさんといてよ」
標準語としての意味=「もう~、しんどくなるから、くすぐらないでよ」
・ごっつぉぅ(おごっつぉぅ)=ご馳走
使用例=「今日はえらい(凄い)、おごっつぉぅやな」
標準語としての意味=「今日は凄い、ご馳走だね」
・こっしゃえる(こしらえる)=用意する
使用例=「はよ、こっしゃえよ」
標準語としての意味=「早く、用意して!」
・こないだがてら=この間(少し前)
使用例=「こないだがてら、ほこのスーパーで〇〇君におーたわよ」
標準語としての意味=「この間(少し前)、そこのスーパーで〇〇君に会ったよ」
・このだーほ=このアホ
使用例=「このだーほ、なんしょんな」
標準語としての意味=「このアホ、なにしてんの」
・ごめんなして=帰る・さよなら
使用例=「そろそろ、ごめんなして(よ)」
標準語としての意味=「そろそろ、帰るね(さよなら)」
・こらえて(おこらい(え)なして)=ごめんなさい・許してください
使用例=「もう、そのくらいで、こらえたってよ」
使用例2={もうせえへんけん、おこらいなして」
標準語としての意味=「もう、そのへんで、許してあげたら?」
標準語としての意味2=「もうしないから、許して」
・こらえへん=許さない
使用例=「ほんなことばっかりしよったら、こらえへんじょ」
標準語としての意味=「そんなことばかりしてたら、許さないよ」
・こんで?(こんか?)=来ない?
使用例=「今日、仕事終わったら、うちに遊びに、こんで(こんか)?」
標準語としての意味=「今日、仕事終わったら、うちに遊びに、来ない?」
・こんこ=たくわん
徳島では、タクワンの事を「こんこ」って言います。
使用例=「そこの、こんこ、取って」
標準語としての意味=「そこの、タクワン取って」
・こんまい=小さい・せこい
使用例=「お前、こんまいやっちゃな」「こんまいこと、言われん」
標準語としての意味=「お前、細かい奴やな・お前、せこいやつやな」「小さいこと、言わないでください」
さ行
・さどこい=要領がいい・機転がきく
使用例=「お前、えらい、さどこいやっちゃなぁ」
標準語としての意味=「お前、凄く、要領がいい子だねぇ」
・さら=新品・新しい
使用例=「この服、さらなんえ?」「このテレビ、さら?」
標準語としての意味=「この服、新しいの?」「このテレビ、新品?」
・ざっとしとんな=雑な・荒い
使用例=「あの子、ざっとしとんな」
標準語としての意味=「あの子、雑な子だね」
・しくさし=中途半端に散らかった状態
使用例=「あの子、しくさしのまま、後片付けもせんと行っとるわ」
標準語としての意味=「あの子、散らかしたまま、後片付けもしないで出て行ってるよ」
・仕事しー=働き者(よく仕事する人)
使用例=「あの子、仕事しー、やなぁ」
標準語としての意味=「あの子、よく働くねぇ(働き者だねぇ)」
・しっけとう(しけっとう)=湿気ている
使用例=「このお菓子、しっけとうわ(しけっとうわ)
標準語としての意味=「このお菓子、湿気てるね」
・しっとん?=知ってる?
使用例=「なんでそんなこと、しっとんえ?」
標準語としての意味=「どうして、そんなこと知ってるの?」
・しときないよorしときよ=やっときなさいorしなさい
使用例=「ちゃんと、しときないよ」「行儀よく、しときないよorしときよ」
標準語としての意味=「ちゃんと、しておきなさい」「行儀よく、しなさいorしておきなさい」
・支那そば=中華そば・ラーメン
徳島では昔から「中華そば・ラーメン」のことを「支那そば」と呼ぶことが多かったです。
ちなみに、私が子供の頃(私は昭和41年生まれ)は「徳島ラーメン」などという呼称はなく、ある時から各地で流行りだした「ご当地ラーメン」にあやかり命名されたネーミングってことです。
その頃は「阿波尾鶏(鶏肉)」というブランドもありませんでした(笑)。
・しまつ=節約
使用例=「無駄使いせんと、しまつしいよ」
標準語としての意味=「無駄使いしないで、節約しなさいよ」
・~しもって=しながら
使用例=「運転、しもって、スマホいじられん」
標準語としての意味=「運転、しながら、スマホいじったらだめでしょ」
・じゃらじゃら=だらしない・ふざける・だらだらする
使用例=「じゃらじゃらせんと、ちゃんとしときない」
使用例2=「おいそこ、じゃらじゃらすんな」
↑学校などで先生に注意された様子^^
※「じゃらじゃらすんな=きちっとしなさい」と言うニュアンスです
標準語としての意味=「だらしないことしないで、ちゃんとしなさい」
標準語としての意味2=「おいそこ、きちっとしなさい」
・じゅるい(じるい)=ぬかるんでる
使用例=「昨日、ようけ雨が降って道が、じゅるい、けん、こけんようにしいよ」
標準語としての意味=「昨日、たくさん雨が降って道が、ぬかるんでいるから、転ばないようにしなさいよ」
・しゃんしゃん=早く
使用例=「もう~、しゃんしゃんしない(しゃんしゃんしないよ)(しゃんしゃんしいよ)」
標準語としての意味=「もう~、さっさとしなさい(さっさとしなさいよ)」
・しよい=すごしやすい(調子いい・うまくいってる)
使用例=「今日も、しよいな」
使用例2=「今の仕事、しよいんえ?」
標準語としての意味=「今日も、すごしやすい日だね」
標準語としての意味2=「今やってる仕事、調子いいの(うまくいってるの)?」
・しょーたれ=だらしない
使用例=「もう、いつも、しょーたれやなぁ」「しょうたれ小僧」
標準語としての意味=「もう~、いつも、だらしないねぇ」「だらしない子ども」
・~しょうだ=やろうよ
使用例=「このゲーム、しょうだ」「これ、しょうだ」
標準語としての意味=「このゲーム、やろうよ」「これ、やろうよ」
・しょっかんガエル=食用ガエル(ウシガエル)
これは、蛙(カエル)の事です。
子供の頃、「食用ガエル(ウシガエル)」のことを「しょっかんガエル」って呼んでました。
・しょんだい=疲れたor嫌やな・面倒くさい・しょーもない(関西弁)
使用例=「今日はカラダが、しょんだいんよ」
使用例2=「なんでこんなに仕事たまっとんなぁ、しょんだいなぁ」
使用例3=「なんな、お前、しょんだいやっちゃなぁ」
標準語としての意味=「今日はカラダが、疲れてるのよ」
標準語としての意味2=「なんでこんなに仕事がたまってるの、嫌やだなぁ(面倒くさいなぁ)」
標準語としての意味3=「なんだよ、お前、くだらない(つまらない)やつだなぁ」
※「しょんだい」は「しんだい」から生まれた、比較的新しい(40数年位前)言葉かなって思います、個人的に・・・^^;
・しらんじょ=知らないよ
使用例=「もう、しらんじょ(突き放す感じ・放って置く感じ)」「もう、どうなっても、しらんじょ」
標準語としての意味=「もう、知らないよ」「もう、どうなっても、知らないからね」
・しられんじょ(せられんじょ)=やったらだめよ
使用例=「もう、しられんじょ」
標準語としての意味=「もう、やったらダメだよ」
・しわしわ=ゆっくり
使用例=「ほんな、急がんと、しわしわいきよ」
使用例2=「しわしわしな、しんどいわ」
標準語としての意味=「そんなに、急がないで、ゆっくり行きなさいよ」
標準語としての意味2=「ゆっくりとやらないと、疲れちゃう」
・しんだい=体調が悪いorつまらないこと
使用例=「今日は朝から、しんだいんよ」
使用例2=「またあんた、しんだいこと、しよう~」
標準語としての意味=「今日は朝から、体調が悪いのよ」
標準語としての意味2=「またあなた、つまらないことしてるわねぇ」
※つまらない=「しんだい」と「しょんだい」を使い分ける人もいます
・すかたん=的外れなこと(しょーもないこと)
使用例=「もう~、すかたんばっかりしぇられん」
標準語としての意味=「もう~、的はずれなことばかりしちゃだめよ」
・すかん=嫌い・好きじゃない
使用例=「わたし、これ、すかん(すかんわよ)」
標準語としての意味=「わたし、これ嫌い(好きじゃない)
・すかんぽ=当て違い(当て外れ・見当違いなこと)(嘘)
使用例=「もう~、すかんぽばっかり言うな」
標準語としての意味=「もう~、当て違いなこと言わないで」
・ずっこい=ずるい
使用例=「あいついつも、ずっこいやっちゃなぁ」
標準語としての意味=「あいついつも、ずるいやつだねぇ」
・せーだして=頑張って
使用例=「これから、せーだしてやんないよ」
標準語としての意味=「これから、頑張ってやりなさいよ」
・せく(せかん)=急がせる
使用例=「まだまだ時間あるけん、ほんなにせかんでいいじょ」
標準語としての意味=「まだまだ時間あるから、そんなに急がなくてもいいよ」
・せこいん?=しんどいの?、具合がわるいの?
使用例=「カラダがせこいんえ?」「どっか(どこか)せこいん?」
標準語としての意味=「カラダがしんどいの?」「どこか、具合が悪いの?」
※関西で「せこい」といえば=ケチです
・せなあかん=しないとダメ
使用例=「もっと勉強、せなあかんじょ」
標準語としての意味=「もっと勉強、しないとダメよ」
・せまない(せまわない)=狭くはないよ
使用例=「あしこの駐車場って、せまないで?」
使用例2=「そんなに、せまわないじょ(せまないじょ)」
標準語としての意味=「あそこの駐車場って、狭くない?」
標準語としての意味2=「そんなに、狭くはないよ」
・せる(せっとんな)=競る(いい勝負してる)
使用例=「あの二人、せっとんな」
標準語としての意味=「あの二人、競り合ってるね」
※ニュアンス的に「せっとんな」=「良い勝負してる」という意味です
・せんずく=何もしないまま
使用例=「あんた、せっかく東京まで来たのに、なんも、せんずくでぇ」
標準語としての意味=「あなた、せっかく東京まで来たっていうのに、なにもしなかったね」
・ぞんぞんする=背筋が寒い・背中がぞくぞくする・悪寒が走る
使用例=「風邪引いたんかいな?背中がぞんぞんするぅ~」
標準語としての意味=「風邪を引いたのかな?背中がぞくぞくするよ」
た行
・だいい=だるい・嫌
使用例=「あ~ぁ今日の体育、だいいなぁ~」
標準語としての意味=「あ~ぁ今日の体育、だるいなー」
※嫌な感じって事です
・たいそ~=大げさなこと・面倒くさいこと
使用例=「また、たいそ~なことしよんなぁ~」
標準語としての意味=「また、大げさなことしてるね~(面倒臭いことしてるね~)」
・ただことない、じょ=大変なこと(大事(おおごと)
使用例=「そんなんしとったら、ただことないじょ」
標準語としての意味=「そんなことしてたら、大変なことになるよ」
・たちる(たちっとき)=立つ(立っときなさい)
使用例=「廊下に、たちっときなさい」
標準語としての意味=「廊下に、立っときなさい」
・たっすい(たっす)=面白くない・しょーもない(関西弁)
使用例=「昨日観た映画、たっすかったなぁ」
使用例2=「お前、たっすいことしょんなぁ」
標準語としての意味=「昨日観た映画、面白くなかったねぇ(しょーもなかったなぁ」
標準語としての意味2=「お前、面白くないことしてるねぇ(お前、しょーもないことしてるなぁ)」
・たった・たる=飽きた・飽きる
使用例=「もうこのゲーム、たった」「もう、たったわ」
使用例2=「もうそのお菓子、たるぐらい食べた」
標準語としての意味=「もうこのゲーム、飽きたわ」「もう、飽きたわ」
標準語としての意味2=「もうそのお菓子、飽きるくらい食べたよ」
・食べくさし=中途半端に食べ物を残した状態(食べかけのまま)
使用例=「あの子、食べくさしのまま、遊びに行っとうわよ」
標準語としての意味=「あの子、食事の途中で、遊びに行っちゃたみたい」
・たんねる=尋ねる(訊く)
使用例=「道がわからんようになったけん、あの人に、たんねてきて」
標準語としての意味=「道がわからなくなったから、あの人に、尋ねてきて(訊いてきて)」
・ちっか=ちくわ
徳島県の名物(名産)品、ソウルフードの一つで、天然の竹に刺したまま販売されています。
通常の白身魚のすり身版と、少し上等な「鯛のすり身」を使ったものがあり、最近では、一口サイズの「ミニ竹ちくわ」なども販売されています。
・ちっこい(ちんこい)=ちいさい
使用例=「お前んとこの弟、せえ、ちっこいなぁ」
標準語としての意味=「お前の弟、背、ちいさいなぁ」
※徳島弁というより、関東以西で使われているようですね^^
・ちゃーっそ=いてまう・どつく(関西弁)・ぶんなぐる・いいかげんにしろ
使用例=「ちゃーっそ、お前」
標準語(関西弁)としての意味=「いてまうぞ(関西弁)、お前」「いいかげんにしろよ、お前」
・ちょっきり=丁度(きっちり)
使用例1=「はい、ちょっきり、1万円~」
使用例2=「小銭がないけん、お釣りのないように、ちょっきり、ちょうだいよ」
標準語としての意味=「はい、1万円丁度です~」
標準語としての意味=「小銭がないから、お釣りが出ないように、丁度、くださいね」
・ちょっとくま=少しの間
使用例=「その車、ちょっとくま、かしてくれへんで?」
標準語としての意味=「その車、少しの間、貸してくれない?」
・つち=かなづち(トンカチ・ハンマー)
使用例=「ほこの、つち、取ってかぁ」
標準語としての意味=「そこの、かなづち、取ってちょうだい」
・つつく=痛い(痛む)
使用例=「奥歯がつつくわよ」
使用例2=「冷たいもんばっかり食べたけん、お腹が、つつくわよ」
標準語としての意味=「奥歯が痛いのよ」
標準語としての意味2=「冷たいものばかり食べたから、お腹が、痛む(痛い)よ」
※お腹がつつく→下痢でお腹が痛むときに使ったりします
・つねくる=つねる
使用例=「もう、痛いけん、ほんなに、つねくらんといて」
標準語としての意味=「もう、痛いから、そんなに、つねらないでよ」
※つねくる=爪の部分を使ってつねる行為
あと、「ひねくる」ってのも使いますが、それの説明は「は行」で^^
・つべくそ=・余計なこと・おせっかいなこと・いらないこと(いらんこと)
使用例=「今日は、つべくそすなよ」
使用例2=「もう、お前、つべくそわるいことすな(よ)」
標準語としての意味=「今日は、いらないことしないでね}
標準語としての意味2=「もう、お前、余計なことするなよ」
※つべくそすなよ=おとなしくしとけよ、みたいなニュアンスです^^
・つまえる=しまう
使用例=「この服、つまえといてくれるで」
標準語としての意味=「この服、しまっておいて」
※主に、西日本では「しまう(しもといて)」東日本では「なおす(なおいしといて)」って言うみたいですね
・つみきる=切る
使用例=「時間ないけん、はよ、そのお花、つみきって、持ってきてよ」
標準語としての意味=「時間がないから、早く、そのお花、切り取って、持ってきてね」
・つむ・つんでいく=乗せる(載せる)・乗せていく(載せていく)
使用例1=「この荷物、つむん、てつどうてくれんで」
標準語としての意味1=「この荷物、載せるの、手伝ってくれませんか」
↓相手が車に乗っている場合
使用例2=「ちょっとそこまで、つんでいって、もらえんで」
標準語としての意味2=「ちょっとそこまで、乗せていって、くれませんか」
・とうに=随分と前に(とっくに)
使用例=「あいつら、とうに、いてもうたわよ」
標準語としての意味=「あいつら、随分と前(とっくに)に、行っちゃったよ」
・とうのむかし=とっくの昔(随分と前)
使用例=「お前からもうたお菓子、もう、とうのむかしに、食べてもうたわ」
標準語としての意味=「お前からもらったお菓子、もう、随分と前(とっくの昔)に、食べてしまったよ」
・てがう(てがわんといて)=相手にする(相手にしないで・邪魔しないで)
使用例=「もう~、弟がうるさいけん、ちょっと、てがったり」
使用例2=「もう~、うるさいなぁ、てがわんといてくれるで」
標準語としての意味=「もう~、弟がうるさいから、ちょっと、相手してやって」
標準語としての意味=「もう~、うるさいなぁ、邪魔しないでくれる」
・てっとる(てってる)=明るい(輝いてる)・天気がいい、など
使用例1=「今日はおひさん(太陽)、よう、てっとるぅ~」
使用例2=「あそこの電気(電灯)、よう、てっとんなぁ~」
使用例3=「あのクリスマスツリー、綺麗に、てってるなぁ~」
標準語としての意味1=「今日は、いい天気だね~」
標準語としての意味2=「あそこの電気(電灯)、凄く、明るいねぇ~」
標準語としての意味3=「あのクリスマスツリー、綺麗だねぇ~」
※使用例1のように「おひさんてっとる=天気が良い」、使用例3のように「綺麗にてってる=きれいやなぁ~」というニュアンスでも使われます
・~どうしょったん?=~どうしてたの?(~どこで、どうしてたの?)
使用例=「お前、今まで、どうしょったん?」
標準語としての意味=「あなた、今まで、(どこで)どうしてたの?」
・どうするで=どうする?
使用例=「これから、どうするで?」
標準語としての意味=「これから、どうしよう?」
・どくれる=すねる
使用例=「もう、いつまで、どくれとんえ?」「どくれられんじょ」
標準語としての意味=「もう、いつまで、すねてるの?」「すねたらダメよ」
・どっか=どこか
使用例=「どっか、行こうだ」「どっか、行くで?」
標準語としての意味=「どこかに行こうよ」「どこかに行く?」
・どっきゃら=どこか
※上記と同じ様な意味ですが、やや使い方が違います
使用例=「さっき、どっきゃら行ったでよ(行ったじょ)」
標準語としての意味=「さっき、何処かに行っちゃったよ」
・どちらいか=どういたしまして
使用例=相手側~「こないだはありがとう」、と言うお礼に対し⇒「あ~、どちらいか」
標準語としての意味=「いえいえ、どういたしまして」「いえいえ、気にしないで」
・どないかこないか(どなんかこなんか)=なんとか(どうにか)
使用例=「うちの車にアンタが当ててきたんやけん、この傷、どないかこないかしてよ」
使用例2=「こないだ貸したお金、少しでも、どなんかこなんかならんの?」
標準語としての意味=「うちの車にアナタが当ててきたんだから、この傷なんとかしてね」
標準語としての意味2=「こないだ貸したお金、少しでも、どうにかならないの?」
・どないなっとん(え)=どうなってるの?
使用例=こないだの話、どないなっとんえ?」
標準語としての意味=「こないだの話、どうなってるの?」
・とまえた(とまえる)=捕(つか)まえた(捕まえる)
使用例=「虫、とまえたん?」「ほら、虫、とまえたわよ」
標準語としての意味=「虫、捕まえたの?」「ほら、虫、捕まえたよ」
・とろくそ=とろくさい・どんくさい・のろま
使用例=「お前、とろくそやな~」
標準語としての意味=「お前、どんくさいなぁ~」「お前、のろまやなぁ~」
・とろこい(とろこいやっちゃなぁ)=何もできないやつ(とろくさい・どんくさい・のろま含む)
※「とろくそ」とほぼ同じ意味です
使用例=「お前、とろこいなぁ(とろこいやっちゃなぁ)」
標準語としての意味=「お前、何もできないやつだねぇ」
な行
ないよーなった(ないよーになった)=無くなった
使用例=「あそこに置いとったお金、知らん間に、ないよーなっとったわよ」
標準語としての意味=「あそこに置いてたお金、知らない間に、無くなってたよ」
・なおす=片付ける(しまう)
使用例=「もう、そのおもちゃ、なおしときよ(なおしときなよ)」
標準語としての意味=「もう、そのおもちゃ、片付けときなさいよ」
・ながせ=梅雨
使用例=「徳島も、来週から、ながせ、じゃわよ」
標準語としての意味=「徳島も、来週から、梅雨に入るみたいだよ」
・なきみそ=泣き虫
使用例=「お前すぐ泣くなぁ~、なきみそやなぁ~」
標準語としての意味=「お前すぐ泣くねぇ、泣き虫だねぇ~」
・なにいよん=何言ってるの
使用例=「もう~、いつまでも、なにいよん」
標準語としての意味=「もう~、いつまでも、何言ってるの」
・なにやんじょん?=なにやってるの?
使用例=「仕事、今、なにやんじょん?」
標準語としての意味=「仕事、今、何やってるの?」
・なんしょんな?orなんしょんえ?=なにするんだorなにしてるの?
使用例=「なんしょんな、お前?(いたずらとかをされて、ちょっと怒った感じ)」「今、仕事なんしょんえ?」
標準語としての意味=「何するんだよ、お前」「今、仕事なにしてるの?」
・なんじゃ=何も
使用例=「もう、なんじゃ、いらんけん」
標準語としての意味=「もう、何もいらないからね」
・なんちゃないけん=なにごともない(大丈夫)
使用例=「先月までは大変やったけど、今はなんちゃないけん、大丈夫」
標準語としての意味=「先月までは大変だったけど、今は何事もなくて大丈夫だから」
・なんな?=何なの?
使用例=「なんな?、お前、なんか文句あるんか?」
使用例2=「今の、なんな?」
標準語としての意味=「何なの?、お前、なんか文句あるの?」
標準語としての意味2=「今の、何?」
・なんば=とうもろこし
使用例=「夜店で、なんば、こうてきてよ」
標準語としての意味=「夜店で、(焼き)とうもろこし、買ってきてね」
・ぬくい(ぬっくい)=暖かい
使用例=「今日は、ぬくいなぁ~(ぬっくいなぁ~)」
標準語としての意味=「今日は、あたたかいねぇ~」
※「ぬっくいなぁ~」は強調語って感じです
※主に西日本で使われるようで、東日本では「暖かい」が主流のようですね
・ねぶる=舐める
使用例=「この飴、ねぶっときな(ねぶり)」
標準語としての意味=「この飴、舐めときなさい(舐めっ)」
・のうてもえぇ=無くてもいい
使用例=「こんなん、のうてもえぇけんな」
標準語としての意味=「こんなもの、無くてもいいからね」
・のーなる=無くなる
使用例=「昨日、ほこに置いとった財布、朝起きたら、のーなっとったわよ」
標準語としての意味=「昨日、そこに置いてあった財布、朝起きたら、無くなってたのよ」
・のく(のいて・のいた)=どく(どいて・どいた)
使用例=「ほこ、あぶないけん、のいとってよ」
標準語としての意味=「そこ、あぶないから、どいててね」
は行
・はがいたらしい=腹が立つ・むかつく
使用例=「もう~この子、はがいたらしい~」
使用例2=「お前、はがいたらしいやっちゃなぁ」
標準語としての意味=「もう~この子、腹が立つ(むかつく)~」
標準語としての意味2=「お前、腹が立つ(むかつく)やつだなぁ」
・はく(はいて)=はめる(関西圏)・する(して)(関東圏)
使用例=「今日は寒いけん、手袋、はいて、いきよ」
標準語としての意味=「今日は寒いから手袋はめて(して)いきなさいよ」
※手袋を「はく」は、靴下を「はく」のと同じ感じで使います
・はっちゃう=ぶつかる(鉢合う)
使用例=「昨日な、あそこの交差点でな、車が、はっちゃとったわよ」
標準語としての意味=「昨日ね、あそこの交差点で、車が、ぶつかってたよ」
・ぱっとらいす=ポン菓子(関西)ばくだん(関東)
専用の圧力釜に「お米」を入れ、熱と圧力を加えながら釜がくるくると回ります。
最後、圧力を抜くときに「パーン(ポーン)」ってすごい音がするんですよ、だから「ポン菓子」ってことなんでしょうね^^
私が子供の頃は、近くの神社(椎宮八幡神社)にその手の業者さんが来てくれて、そこに家からお米と砂糖を持っていくと「数百円」で作ってくれたもんですよ(笑)。
・ぱっぱ=おんぶ
使用例=「母ちゃん、ぱっぱして」
標準語としての意味=「母ちゃん、おんぶして」
・はさかる=はさまる
使用例=「今日の肉硬かったなぁ~、歯にいっぱいはさかったわよ」
標準語としての意味=「今日のお肉硬かったね、歯の隙間にいっぱい挟まっちゃったよ」
・はめ=マムシ(蝮)
使用例=「山にカブトムシ捕りにいくんやったら、はめ、に気をつけよ」
標準語としての意味=「山にカブトムシ捕りにいくんだったら、マムシ、に気をつけなさいよ」
・はめる・はめといて=入れる・入れといて
使用例=「お金は、ほこに、はめといてよ」
標準語としての意味=「お金は、そこに、入れといてね」
・はめんといて・はめんなよ=入れないで・入れるなよ
使用例=「もうそこには、はめんといてよ」「もう、はめられんじょ」
標準語としての意味=「もうそこには、入れないでね」「もう、入れたらだめよ」
・はや(はやから)=もう
使用例=「まだこんな時間やのに、はやから(はや)、いっきょん」
標準語としての意味=「まだこんな時間なのに、もう、行くの?」
・はんこ=はんてん・ちゃんちゃんこ(袖なしはんてん)等
使用例=「今日の夜は冷えるけん、はんこ着ときよ」
標準語としての意味=「今日の夜は冷えるから、はんてん着ときなさいよ」
・ひこずる(ひこずって)=散らかす・散らかってるor(擦って・びっこをひく)
使用例=「もう、なに、部屋いっぱい、ひこずっとん」
使用例2=「なに、右足、ひこずってあるっきょん?怪我しとん?」
標準語としての意味=「もう、なんで、部屋をこんなに(たくさん)、散らかしてるの」
標準語としての意味2=「なんで、右足、擦って(びっこひいて)歩いてるの?怪我してるの?」
・ひっくりこける=ひっくりかえる(びっくりする)
使用例=「うちの息子、あの女の子と急に結婚するや言うけん、ひっくりこけそうになったわよ」
標準語としての意味=「うちの息子、あの女の子と急に結婚するなんていうから、びっくりしちゃったよ(ひっくりかえりそうになったよ)」
・びしょこ=ビチャビチャ
使用例=「ほれみぃ、傘させへんけん、びしょこになっとるでぇ」
標準語としての意味=「ほら見てみなさい、傘ささないから、ビチャビチャになったでしょ」
・ひにひに(日に日に)=毎日
使用例=「仕事もせんと、ひにひになんしょん?」
標準語としての意味=「仕事もしないで、毎日なにしてるの?」
・ひねくる=つねる
使用例=「もう、ほんなに力入れて、ひねくらんといて」
標準語としての意味=「もう、そんなに力を入れて、つねらないでよ」
※ひねくる=基本的に親指と人差指を使い「つねる(爪を使わずに)」行為
同じ意味を持つものに「つねくる」があります、「た行」でご紹介してます^^
・ひる(ひった)=出す(こく・たれる)
使用例=「お前今、屁っひったやろ」
標準語としての意味=「お前今、おならしたやろ」
※基本的におなら(屁)の時に使います
・ひんけてる・ひんける=しなびている
野菜や果物(みかん等)の水分が少なくなり、しなびてきている(干からびるほどではない)状態を指す。
※しなびる=水分が失われた張りのない状態のこと(みずみずしさがない)
使用例=「あ~ぁ、このみかん、もう、ひんけとうじょ」
標準語としての意味=「あ~ぁ、このみかん、もう、しなびてるよ」
・びんび=魚
使用例=「ほれ、あそこみてみ、おっきな、びんび、がおるでよ」
標準語としての意味=「ほら、あそこみてみなさい、大きな、魚、がいるよ」
※「びんび」は、基本的に小さな子供に対して使います^^
・ぶる(ぶっとる)=漏れる
使用例=「天井から雨が、いっぱい、ぶっとるわよ」
標準語としての意味=「天井から雨が、たくさん、漏れてきてるよ」
・へぐ=剥がす
使用例=「壁に貼ったシール、へいどけよ」
標準語としての=「壁に貼ったシール、剥がしておいてね」
・へっす(へっすい)=しょうもない(関西弁?)つまらない
使用例=「へっすっ、ようそんなことしよるわ」
標準語としての意味=「しょうもなっ(つまらん)、よくそんな事するね」
・べべ(べべと)=ビリ(一番最後)
使用例=「あんなに一生懸命走ったのに、結局、べべ(べべと)やったん?」
標準語としての意味=「あんなに一生懸命走ったのに、結局ビリだったの?」
・へらこい=ふざけたやつ・調子の良い奴・ずる賢い奴
使用例=「こいつ、へらこいやっちゃな」「こいつ、へらこいやっちゃけん、気ぃつけよ」
標準語としての意味=「こいつ、ふざけた奴やね・こいつ、調子のいい奴やね・こいつ、ずる賢い奴やね」「こいつ、ずる賢い奴だから、気をつけたほうがいいよ」
・ほーとちがう(ほーでない・ほーでなしに)=そうじゃない・そうじゃなくて
使用例=「なにやんじょん、ほーとちがうでよ」
使用例2=「もう、なにいよん、ほーとちがうんじょ」
使用例3=「ほーでなしに、こうしてよ」
標準語としての意味=「なにやってるの、そーじゃないでしょ」
標準語としての意味2=「もう、何言ってるの、そうと違うでしょ」
標準語としての意味3=「そうじゃなくて、こうやってね」
・ほこ=そこ
使用例=「ほこ、置いといて」
標準語としての意味=「そこ、置いといて」
・ほった(ほったぁる)=捨てる(捨ててある)
使用例=「こないだ読んでた漫画、もう、ほったんえ?」
使用例2=「このゴミ、なんで、こんなとこ、ほったぁるんえ?」
標準語としての意味=「この間読んでた漫画、もう捨てちゃったの?」
標準語としての意味2=「このゴミ、なんでこんなところに、捨ててあるの?」
・ほって(ほうって)=投げて
使用例=「そのボールこっちに、ほって(ほうって)」
標準語としての意味=「そのボールこっちに、投げて」
・ほっときな(ほっときない)=放って置く・知らんぷりする・無視する
使用例=「もう、あんな悪さばっかりしよる子は、ほっときな(ほっときない)」
標準語としての意味=「もう、あんなに悪いことばかりする子は、放っておきなさい」
・ほなけんど=だけど
使用例=「ほなけんどな、あいつの方が悪いんちゃうで?」
標準語としての意味=「だけどね、あいつの方が悪いんじゃない?」
・ほなけんorほなけんな=だからね、だから
使用例=「ほなけん、ゆ(言)うてるやろ」「ほなけん、ゆ(言)うたでぇ~」「ほなけんな(ぁ)(人を納得させるように使う)さっきも、言うたでぇ~」
標準語としての意味=「だから、言ってるだろ」「だから、言っただろう」「だ~か~らぁ~、さっきも、言ったでしょ」
・ほなって=だって
使用例=「ほなって、しょうがないでぇ」
標準語としての意味=「だって、しょうがないでしょ」
・ほなな(ほな)=じゃあね
使用例=「ほなな(ほな)、また明日な」
標準語としての意味=「じゃあ、また明日ね」
※関西でも使いますね
・ほりこむ=入れる
使用例=「車、ほこに、ほりこんどいて」
標準語としての意味=「車、そこに、入れておいて(止めておいて)」
・ほれ=それ
使用例=「ほれ、ほこ、置いといてよ」
標準語としての意味=「それ、そこに、置いといてね」
・ほれみーだ=ほらね
使用例=「ほれみーだ、いわんこっちゃないでぇ」
標準語としての意味=「ほらね、言ってるそばから~」
・ほんなん=そんなこと
使用例=「いまさら、ほんなん、言うたってしょうがないでぇ」
標準語としての意味=「いまさら、そんなこと、言ったってしょうがないでしょ」
ま行
・まう(まいよる・もうとる)=「回る(回ってる・回転してる)」
使用例=「水道のメーターがはよう、もうとる~(まいよる~)」
標準語としての意味=「水道のメーターが早く、回転してるねぇ(回ってるねぇ)」
・まがる=邪魔(邪魔になる)
使用例=「もう~、こんなとこに掃除機出しっぱなしにしたら、まがるでぇ~」
標準語としての意味=「もう~、こんなとこに掃除機出しっぱなしにしたら、邪魔になるでしょ」
・まく(まいた)=こぼす
使用例=「台所でいっぱい水、まいてもうたわ」
標準語としての意味=「台所でたくさん水、こぼしてしちゃったよ」
・まけまけでぇ=いっぱい入ってる・たくさん入ってる・こぼれかけてる
使用例=「もう、まけまけでぇ」「もうビール、まけまけでぇ」
使用例2=「まけまけ(まで)いれてよ」
標準語としての意味「もう、いっぱい入ってるよ」「もうビール、こぼれかけてる」
標準語としての意味2=「溢れるくらい(溢れるまで)入れてよ」
・まけ(る)=こぼれる・あふれる
使用例=「ほれみてみぃ、まけたでぇ」
使用例2=「お風呂の水入れすぎでぇ、いっぱいまけとったじょ」
標準語としての意味=「ほらみてみなさい、こぼれちゃったでしょ」
標準語としての意味2=「お風呂の水入れすぎでしょ、いっぱい溢れてたよ」
※関西で「まける・まけて」と言えば、「安くして・値切る」ってことですよね
・まねくそ=真似する
使用例=「腹立つけん、俺の、まねくそばっかすんな」
標準語としての意味=「腹が立つから、俺のマネばかりしないでくれる」
・めいぼ=ものもらい・めばちこ
近畿圏(京都など)でも同じ言い方をする場所もあるらしいです。
徳島では、昔から「めいぼ」が主流でしたが、最近(若い方)は「めばちこ」「ものもらい」などと言う呼び名を使う方も増えているようです。
・めぐ・めげる(めげた・めいだ)=壊す・壊れた
使用例=「あ~あ、オモチャめいでもうた」
使用例2=「もう、めぐなよ」
使用例3=「こないだ買うた(こおた)弁当箱、はや、めげたわよ」
標準語としての意味=「あ~あ、オモチャ壊しちゃった」
標準語としての意味2=「もう、壊したらだめよ」
標準語としての意味3=「こないだ買った弁当箱、もう、壊れちゃったよ」
・めんど=面倒(邪魔)くさい・いや(嫌)
使用例=「あ~あ、もう、めんど、やぁ~めた」
使用例2=「何これ、あ~、めんど」
標準語としての意味=「あ~、もう、面倒(邪魔)くさいなぁ、やめちゃお」
標準語としての意味2=「何これ、あ~、もう嫌」
・めんどい=気難しい・うっとうしい
使用例=「あいついつも、めんどいことしよんなぁ~」
使用例2=「女心は、めんどいなぁ~」
標準語としての意味=「あいついつも、うっとうしいことするよね~」
標準語としての意味2=「女心は、気難しいねぇ」
・もうとん?orもうたん?=もらってるの?
使用例=「もう、これ、もうとんえ?」「もう、これ、もうたん?」
標準語としての意味=「もう、これ、貰った?」「もう、これ、貰ってるの?」
・もんたん・もんたんえ?=戻ったの?・帰ったの?
使用例=「いつ、もんたん?」「いつ、もんたんえ?」
標準語としての意味=「いつ、戻ったの?」「いつ、帰ったの?・いつの間に、帰ってたの?」
・もんてくる=戻ってくる・帰る
使用例=「ちょっと、家、もんてくるわ」
使用例2=「夕方から出掛けるけん、はよ、もんてきいよ」
標準語としての意味=「ちょっと、家、帰ってくるね(戻ってくるね)」
標準語としての意味2=「夕方から出掛けるから、早く、戻ってきなさいよ」
や行
・やいとする=お灸をすえる(罰を与える)
使用例=「もう~、そんなわがままなことばっかりいよったら、やいとするじょ」
標準語としての意味=「もう~、そんなにわがままなことばかり言ってたら、お灸をすえる(罰を与える)わよ」
※普通に、お灸をすることを「やいと」とも言いますが、この場合「お灸をすえる」=「罰を与える」感じになります
・やきだち=焼き立て
使用例=「この芋、やきだちやけん、はよ食べよ」
標準語としての意味=「この芋、焼き立てだから、早く食べなさい」
・やりこい(やらこい)=柔らかい
使用例=「この肉、やりこいわよ(やらこいわよ)」
標準語としての意味=「この肉、柔らかいねぇ~」
・やんじょん・やんりょん=やってるの?
使用例=「なに、やんじょん(え)?」「なに、やんりょん(え)?」
●人によって語尾が違う場合がありますが意味は同じです。
標準語としての意味=「なに、やってるの?」
・よう=よく・凄く
使用例=「よう、あんなことやるなぁ~」
使用例2=「あの電灯、よう、てっとるぅ~」
標準語としての意味=「よく、あんなことやるねぇ・・・」
標準語としての意味2=「あの電灯、凄く、明るいねぇ~」
・ようけ=沢山
使用例=「これ、ようけちょうだい(ようけちょうだいよ)」
標準語としての意味=「これ、沢山ください(沢山くださいね)」
・よたんぼ=酔っぱらい
使用例=「うちのおとん、いつも、よたんぼじゃぁ」
標準語としての意味=「うちの父親、いつも、酔っ払ってるんだよ」
・よばれる=ごちそうになる(接待を受ける)
使用例=「昨日の晩飯は、ばあちゃんとこで、よばれてきたんよ(よばれたんよ)」
使用例2=「昨日の夜は、取引先の社長に、よばれたんよ」
標準語としての意味=「昨日の晩飯は、祖母のところで、ごちそうになったの」
標準語としての意味2=「昨日の夜は、取引先の社長に、接待を受けたんよ」
ら行
わ行
・わい=僕・私・自分
使用例=「わいのことしっとん」
標準語としての意味=「僕のこと知ってるの?」
・わいんく=俺の家(僕の家)
使用例=「わいんく、遊びに来いだ」
使用例2=「わいんく、来いだ」
使用例3=「たまには、わいんくで、呑もうだ」
標準語としての意味=「俺の家、遊びに来いよ」
標準語としての意味2=「俺んち、来いよ」
標準語としての意味3=「「たまには、僕の家で、呑もうよ」
・わかいし=若い人・若者(達)
使用例=「最近の、わかいしは、服装がちゃうな」
標準語としての意味=「最近の、若い人は、服装が違うね」
・わがでに=自分で・勝手に
使用例=「もうあの子、なんでも、わがでにしよるけん、ほっときない」
標準語としての意味=「もうあの子、なんでも、自分でできるから(勝手にするから)、ほうっておいてあげなさい」
・わっせる=忘れてしまった
使用例=「ごめん、わっせとった」
使用例2=「おまはん、ガスの元栓しめるん、わっせとったじょ」
標準語としての意味=「ごめん、忘れちゃってた」
標準語としての意味2=「あなた、ガスの元栓しめるの、忘れてたわよ」
・わるそ=悪いことをする子供(悪さをする子供)・いたずら好きな子供
基本的に、悪さをする子供のことを指します(主に、男の子を指す場合が多いです)。
使用例=「あの子、わるそ、やなぁ~」・「おい、わるそすんなよ」
標準語としての意味=「あの子、いたずらっ子やなぁ~」・「おい、悪いことするなよ(いたずらするなよ)」
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おやじがしゃっべってました(^^)
浅井さん
コメントありがとうございます^^
最近、古い徳島弁はあまり使われなくなってきたんですよねぇ~^^;
「だいじもうけ」って徳島の方言ではないのでしょうか?
この言葉を探しているのですがネットではいっこもヒットしなくて。
ほくとさんコメントありがとうございます!!
「だいじもうけ」ですよね・・・
私の住んでいる地域(徳島市)では使った記憶や聞いた記憶がないですね。。。
お役に立てず申し訳ないです。。。(泣)